中国警察が人身売買を摘発、乳幼児38人を保護
ある捜査担当者は、廃工場の劣悪な環境の中で毛布にくるまれ、窒息死しかけていた子どもを救出。容疑者7人を逮捕したという。その後2カ月間に及ぶ摘発作戦で、感染症にかかった子どもたちがかばんなどに入れられて工場から近郊の病院へ運ばれていたこと、容疑者らが子どもにインスタントラーメンや残飯を与えていたことなどが明らかになった。
子どもを買い取ったある人物は、「未婚の学生が産んだ子だと聞いていた」と話した。
報道によれば、発見された子どもを養父母がそのまま引き取ったケースもあるが、孤児院に収容された子もいる。3歳児は実母の元へ帰された。
中国の法律に従い、3人以上の子どもを売った者には禁固10年、さらに悪質なケースでは死刑が科せられる。
中国では昨年初め、産婦人科医が新生児を売り飛ばし、父母に「子どもは病気だ」とうそをついていたとして有罪判決を受けた。3月にはインターネットを通した子どもの人身売買が発覚し、1000人以上が逮捕された。