医師が不妊手術で自転車用空気入れを使用 インド

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しかし、ニューデリーのメダンタ医療研究所の最高医務責任者(CMO)、ナレシュ・トレハン医師は、「自転車用空気入れを使って腹腔を膨らませると、医師は腹腔の中にどれだけ空気が入ったかが分からず、腹腔を破裂させる危険がある」と警鐘を鳴らす。

幸い、先月28日に手術を受けた56人の女性患者に問題は報告されていない。

インド政府は、人口の増加に歯止めをかけるため、数十年前から全国規模の不妊プログラムを実施しており、女性は国の負担で不妊手術を受けることができ、手術を行った医師にも報奨金が支払われる。そのため、特に貧しい農村部では、他の避妊手段が限られていることもあり、不妊手術が広く行われている。

しかし、公衆衛生擁護者らは、不妊手術が行われる移動診療所の中には不衛生で危険な診療所もあると指摘している。

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