英皇太子、プーチン露大統領をヒトラーになぞらえ物議

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チャールズ英皇太子の「ヒトラー発言」が物議

(CNN) チャールズ英皇太子がロシアのプーチン大統領をナチス・ドイツのヒトラー総統になぞらえたと一部の報道機関が伝え、物議を醸している。

英大衆紙デーリー・メールが伝えたところでは、カナダ訪問中の皇太子は19日、東部ハリファクス市にある移民博物館を見学。案内役を務めた78歳の女性がナチスの迫害を逃れてポーランドから移住してきたという身の上話をしたところ、皇太子は「そして今、プーチン氏はヒトラーと同じようなことをしている」と語ったという。

英王室は報道を受け、皇太子が私的会話のなかで政治的な立場を表明しようとしたりはしないとの声明を出した。

現時点でロシア政府は何の反応も見せていない。英紙ガーディアンは、プーチン大統領の広報官からコメントを得られなかったと伝えている。

英国のマイク・ゲープス下院議員はツイッターで、外交は議会や政府が行うものだとし、「君主は姿は見せても意見を言うべきではない」と皇太子を批判。一方、クレッグ英副首相は英BBCに対し、「王室の一員だからといっていっさい口をきいてはならないという意見には同意できない」と皇太子を擁護した。

3月にはヒラリー・クリントン前米国務長官もウクライナ問題でプーチン氏をヒトラーになぞらえる発言をし、批判を浴びていた。

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