イラン大統領、核施設の解体を全面拒否 包括合意交渉で

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(CNN) イランのロハニ大統領は29日、同国の核開発問題をめぐる欧米との最終的な包括合意へ向けた交渉方針に触れ、自国の核関連施設の解体を認めることは有り得ないとの考えを示した。

29日付の英紙フィナンシャル・タイムズが、単独会見での発言内容として伝えた。大統領はこの中で、核施設解体はイランにとって「容認出来ない一線か」との質問に「100%」と答えた。

核開発の目的はこれまで再三主張してきたように純粋に民生目的と強調。濃縮するウランの量については同国による原子力エネルギーへの依存度にかかっていると指摘した。

イランの核開発問題では、同国に国連安全保障理事会の常任理事国5カ国にドイツを加えた最近のジュネーブ協議で、イランに対する経済制裁の一部解除と核開発事業の一部縮小を含む第1段階の合意が成立。この合意の効力期間は半年で、7カ国はこの間、最終的な包括合意交渉に取り組むことを決めた。

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