公費で月餅購入はダメ、中国政府が禁止を通達

中国の月餅事情

香港(CNN) 中国共産党の中央規律検査委員会は5日までに、中秋節の贈答用の月餅を公費で購入することを禁止する通達を出した。国営新華社通信が伝えた。

月餅禁止通達は、習近平(シーチンピン)国家主席が掲げる汚職撲滅やぜいたく禁止政策の一環。「管理職や公務員は勇気を出し、自ら模範を示しながら、退廃的な行為を洗い出し、是正しなければならない」と記している。

今年の中秋節は9月19日。中国では伝統的に、中秋節に月餅を食べる習慣がある。月餅の中には一般的に、月に見立てた卵黄とハスの実が入っており、1個あたりの摂取カロリーは1000キロカロリーにもなる。

中国本土と香港では特にこの伝統が重んじられ、毎年この時期になると店先には月餅の特設売り場が登場する。客の9割は贈答用に買っていくという。

ここ数年は月餅ギフトがエスカレートする傾向にあり、大切な取引先との関係を築くために、2000人民元(約3万3000円)もする月餅が贈られることもある。

高額の月餅ギフトは高級茶やアルコール飲料をセットにしたり、現金や金券の封筒をしのばせるなど、贈答と賄賂の区別がつきにくいものも。

こうした実態に対して中国政府は昨年、「月餅」と明記された箱に月餅以外のものを入れることを禁止する規制を打ち出した。今回の通達で月餅市場はさらに大きな痛手を被りそうだ。

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