オランダの「認知症村」に見る介護の最先端

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ホフヴェイの革新的な取り組みには、日本やドイツ、英国、スイスの専門家も注目する

ホフヴェイの革新的な取り組みには、日本やドイツ、英国、スイスの専門家も注目する

アートをテーマにした居住区では壁に絵画が描かれ、常に音楽が流れる。宗教がテーマの居住区は落ち着いたたたずまいで、壁に十字架がかけられている。

目標は単純だ。個々の入居者のそれまでのライフスタイルを大切にしながら、できる限り普通の生活をしてもらうことにある。

世界保健機関(WHO)によると、認知症をもつ人は世界で3560万人に上り、毎年770万人が新たに認知症と診断される。このペースでいくと、認知症の人の数は2030年までに2倍、2050年までに3倍になる見通しだ。

ホフヴェイの革新的な取り組みには、日本やドイツ、英国、スイスの専門家も注目する。ファンアメロンヘン氏は「個人を大切にし、普通の生活をサポートするというコンセプトはどこでも実行できる」と指摘する。

ホフヴェイの入居者は医薬品の量が少なくなって食欲が増し、寿命も長くなる傾向がある。数字に表すのは難しいが、その表情は生き生きとして見える。

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