ローマ法王選出の秘密選挙、12日開始 バチカン発表

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ローマ法王選出の秘密選挙「コンクラーベ」

ローマ(CNN) ローマ法王庁(バチカン)は8日、在位中に退位したベネディクト16世の後任を決める秘密選挙「コンクラーベ」を12日午後から開始すると発表した。8日の枢機卿会議で決定した。

コンクラーベには80歳未満の枢機卿115人が参加する。115人は朝に祈りを捧げた後、コンクラーベの会場となるシスティーナ礼拝堂に入り、密室状態で次期法王の選出に当たる。

外部との接触を断つため会場内での携帯電話や他の機器の使用は禁止される。イタリアのメディアは枢機卿は会場を出入りする際、身体検査を受けると報じたが、バチカンの報道担当者はこれを否定した。

性的虐待疑惑に襲われたスコットランドの枢機卿と病気のインドネシアの枢機卿は今回のコンクラーベに加わらない。

コンクラーベでの選出の結果は、礼拝堂の煙突から出る煙の色で知らせる。白色の場合は決定、黒色なら未決定となる。

今回のコンクラーベに臨むに当たり、枢機卿は4日以降、バチカンが現在直面する聖職者による子どもへの性的虐待疑惑や内部の汚職疑惑などへの対処を協議する会合を開催していた。

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