ケニア議会が議員への退職金を「駆け込み」可決 大統領は拒否の構え

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(CNN) アフリカ東部ケニアのキバキ大統領は13日までに、今年3月に総選挙を控えた議会で駆け込みで可決されていた議員1人への11万米ドル(約979万円)の「退職金」支給や他の優遇措置を盛り込んだ法案を拒否する考えを示した。

議会議員は昨年10月にも同様の法案を成立させていたが、大統領は憲法に反する内容で財政的な余裕もないとして拒否権を発動していた。

再度の法案は今月10日、深夜の審議をへて可決されたもので、議員や家族への外交旅券の支給、死去した場合の国葬遂行、空港ラウンジを重要人物として利用出来る特権なども含めていた。

大統領府は12日の声明で法案の拒絶を表明し、検事総長に対し憲法に合致するよう法案内容を書き換え、議会議長に提出するよう指示した。ただ、この措置の後の対応については触れなかった。キバキ氏は次期大統領選に出馬しない。

ケニア議員の報酬額は、アフリカ大陸では最高水準にあるとされる。一方、平均的なケニア人の年収は約1800ドルとなっている。

議員への退職金支給などの特権はケニア国民の反発を招き、街頭での抗議行動も近く計画されている。昨年10月に法案が可決された際には、住民らが議事堂前に結集し、到着する議員に「泥棒」などの罵声(ばせい)を浴びせていた。議会はこの可決前、財源不足を理由に公務員の昇給要求を退けていた。

ケニアでは2008年に選挙が実施されたが、部族間の対立が先鋭化して数百人規模が死亡する騒乱となっていた。今年3月の選挙はそれ以来の国政選挙となる。

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