12人死亡の病院火災、67歳の入院患者を放火容疑で逮捕 台湾

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(CNN) 台湾南部・台南市の病院で12人の死者が出た火災を巡り、台湾当局は24日、この病院に入院していた67歳の男性患者を放火の疑いで逮捕した。

台湾の検察当局によると、逮捕された患者は病院の保管室に隠れているところを見つかり、自分の病状に取り乱して火を付けたと供述しているという。台湾中央通信によれば、この患者は大腸がんのため、2010年からこの病院に入院していた。

火災は南部の台南市にある公立の老人病院で23日に発生し、少なくとも12人が死亡、60人が負傷した。5階建ての建物の2階にある保管室が火元とみられる。消防隊が寝たきりの患者など115人をシーツにくるんだり車椅子に乗せたりして避難させ、負傷者は近隣の病院に運ばれた。

病院の人員配置が不足していたとの情報もあり、台湾中央通信は、出火時に勤務していた職員は6人のみだったと伝えている。

衛生当局は犠牲者や負傷者への見舞金支払いを表明するともに、台湾全土の公営病院や老人ホームなどの施設に対し、3日以内に安全点検を行うよう指示した。

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