米国土安全保障長官が救急搬送、アレルギー反応起こす 同省発表
(CNN) 米国土安全保障省は、クリスティ・ノーム長官がアレルギー反応のため17日に救急車で首都ワシントンの病院に搬送されたと発表した。
同省の報道官は、ノーム氏がアレルギー反応を起こしたとし、念のため病院に搬送されたと説明。本人の意識ははっきりしており、回復に向かっていると述べた。
CNNは、ノーム氏が入院した病院の救急室外の複数の入口に、シークレットサービス(大統領警護隊)が配置されているのを確認した。
ノーム氏は53歳。サウスダコタ州知事を務め、同州から連邦議会議員にも選出された。トランプ大統領が再選を果たした数日後に国土安全保障長官に指名されていた。移民問題を選挙運動の主要課題としていたトランプ氏にとって、ノーム氏は重要な閣僚の一人となった。同氏の指名は1月下旬に上院で承認された。
大統領に復帰して以来、トランプ氏は国境への軍隊派遣から戦時権限を行使して不法移民を強制送還するまで、移民に対する積極的な取り締まりを推進。ノーム氏は大統領の政策を実行してきた。