グリーンランド併合・経済・憲法順守、トランプ氏の発言内容をまとめて

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NBCの番組に出演し、インタビューに答えるトランプ大統領/NBC

NBCの番組に出演し、インタビューに答えるトランプ大統領/NBC

(CNN) 米国のトランプ大統領は4日放送のNBCのインタビューで、後継者問題をはじめ、デンマーク自治領グリーンランドの軍事力を利用した「獲得」や憲法順守の義務、経済の現状など幅広いテーマについて発言した。

ここでは、インタビューの主要な発言についてまとめた。

移民の国外退去と憲法との関係をめぐり、トランプ氏は、大規模な移民の取り締まりを実施するにあたって、適正な手続きを受ける憲法上の権利を守らなければならないかどうかは分からないと述べた。だが、最高裁の判決には従うとも語った。

大統領として憲法を順守する義務があるかと直接質問されると、トランプ氏は「分からない」と答えた。

グリーンランドをめぐっては、トランプ氏は国家安全保障上必要だとの認識を改めて示し、グリーランドの領有に軍事力を行使する可能性を排除しなかった。

トランプ氏は、3期目の出馬について、「検討していない」と語った。憲法では大統領の3選は禁止されているものの、トランプ氏はたびたび出馬について言及しているほか、傘下の団体が「トランプ2028」という帽子の販売も行っている。後継者候補について質問を受けると、トランプ氏はバンス副大統領とルビオ国務長官を称賛した。

経済に関しては、低迷している部分についてはバイデン前大統領のせいだとする一方、自身の取り組みについては自賛した。「良い部分は『トランプ経済』、悪い部分は『バイデン経済』だ」

株価の激しい変動や景気後退の可能性について懸念しているかどうかとの質問もあった。トランプ氏は最近の株価の上昇を指摘しつつ、「何が起きてもおかしくない」としながらも、短期的な景気後退があってもその後は長期的に成功するとの見方を示した。

連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長をめぐっては、トランプ氏は十分な早さで金利を引き下げていないと繰り返し批判しているものの、パウエル氏を解任するつもりはなく、任期が終わる2026年まで待つ考えを明らかにした。

トランプ氏は6月に首都ワシントンで行われる軍事パレードについて「盛大で美しい」パレードを行うと述べた。6月14日には陸軍創設250周年を祝う祝賀行事の一環として軍事パレードが行われるが、この日はトランプ氏の79歳の誕生日にもあたる。費用については言及しなかった。

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