米イリノイ州裁判所、トランプ氏を大統領選の投票用紙から除外 修正14条の「反乱者の禁止」理由に

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選挙イベントに出席したトランプ氏=14日、米南部サウスカロライナ州ノースチャールストン/Sam Wolfe/Reuters via CNN Newsource

選挙イベントに出席したトランプ氏=14日、米南部サウスカロライナ州ノースチャールストン/Sam Wolfe/Reuters via CNN Newsource

(CNN) 米中西部イリノイ州の裁判所は28日、2024年大統領選における同州の投票用紙からトランプ前大統領の名前を除外するとの予想外の判決を下した。合衆国憲法修正14条の「反乱者の禁止」を理由に候補者として適格ではないと判断した。

判決は一時停止され、トランプ氏に上訴するための短期間の猶予を与える。

トランプ氏の大統領選出馬資格に異議を唱える同様の判決は、コロラド州の最高裁でも下されていた。同州の判決は現在連邦最高裁で審理されているが、大方の予想では退けられるとみられている。

イリノイ州クック郡巡回裁判所のポーター判事は、今回の判決を下すに当たりコロラド州最高裁の判決に強く依拠。「論理的に従わざるを得ない」判断だとの見解を示した。

イリノイ州の大統領選の予備選挙は来月19日に予定されている。

同判事の判決の1カ月前には、トランプ氏の出馬資格に対する異議申し立てが州選管によって退けられていた。選管はこの問題が管轄内にないとし、全会一致の採決でこれを棄却した。

トランプ氏を投票用紙から締め出す判断を下した州はコロラド、メーンに続きイリノイ州で3つ目。しかしこれらの判断は、コロラド州の判決に対する申し立てが連邦最高裁で審理されているため一時停止している。

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