イラン国内への攻撃に踏み込まず、報復空爆で 米政権高官

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米政権高官は報復攻撃について、イラン国内を標的にはしない方針を明らかにした/Tom Brenner/Bloomberg/Getty Images

米政権高官は報復攻撃について、イラン国内を標的にはしない方針を明らかにした/Tom Brenner/Bloomberg/Getty Images

(CNN) バイデン米政権高官は2日、米軍が同日始めたイラクとシリアにある親イラン武装組織の拠点への空爆に関連し、イラン国内には踏み込まず、あくまで同国外の標的に限定するとの方針を示した。

CNNの取材に述べた。イラン国内を攻撃した場合、事態がとてつもなく深刻化するとし、そのようなことが起きる可能性は少ないと指摘した。

最初の空爆実施の日時については過去数日間、米政府当局者たちが承知していたという。実施のタイミングに関しては天候条件を含め多くの要因が絡んでいたとも述べた。

一方、イランのライシ大統領は3日までに、同国はいかなる戦争も始めることはないとしながらも、威圧に対しては「強く対応する」と主張した。

イラン南部ホルモズガン州で行ったテレビ演説で述べた。「これまで何回も言ってきたが、我々が戦争を始めることはない」としながらも、「抑圧的な国や勢力が我々を威圧しようとするのなら強力に対応するだろう」と続けた。

地域におけるイランの軍事力がいかなる国にも脅威を与えたことはないとも述べ、むしろ地域の安全保障の確保に当たって信頼し得る源(みなもと)であるとつけ加えた。

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