マウイ島山火事、死者110人に 消火活動続く

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活動を続ける捜索救助チームの隊員=20日、ハワイ州ラハイナ/Dominick Del Vecchio/Reuters

活動を続ける捜索救助チームの隊員=20日、ハワイ州ラハイナ/Dominick Del Vecchio/Reuters

(CNN) 米ハワイ州のグリーン知事は16日、マウイ島で発生した山火事の死者が110人に達したと明らかにした。消火活動は継続中。原因はまだ特定されていないものの、強風にさらされた送電線が西部ラハイナ地区の山火事の原因になったとして集団訴訟が起こされた。

マウイ郡当局によると、15日時点でラハイナの火災の85%、同島内陸部クラの火災の60%で封じ込めに成功した。数日間閉鎖されていたラハイナ地区に通じるバイパス道路の通行は16日に再開した。

グリーン氏によると、避難を余儀なくされている全住民にホテルや民泊施設での滞在が提供される。被災地の一部では水道水は飲まないよう勧告が出されている。

バイデン米大統領夫妻は21日にマウイ島を視察する予定。

今回の山火事の原因をめぐっては、強風により危険な状況だったにもかかわらず、送電線の通電を停止させなかったとして、米電力会社ハワイアン・エレクトリックの対応に疑問の目が向けられている。

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