バイデン氏、プリゴジン氏の行方知らず 「毒殺注意」の冗談も

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訪問先のフィンランド首都ヘルシンキで、同国のニーニスト首相と共に会見するバイデン氏/ Susan Walsh/AP

訪問先のフィンランド首都ヘルシンキで、同国のニーニスト首相と共に会見するバイデン氏/ Susan Walsh/AP

(CNN) バイデン米大統領は15日までに、武装蜂起を先に起こしたロシアの民間軍事企業「ワグネル」の創始者プリゴジン氏の行方などについて「神のみぞ知る」との考えを示した。

訪問先フィンランドの首都ヘルシンキでの記者会見で述べた。プリゴジン氏の反乱は短期に収束していたが、同氏の所在先は今なお不明となっている。ただ、ロシア大統領府は最近、プーチン大統領は反乱の終結直後にプリゴジン氏と会ったことを明らかにしていた。

バイデン氏は「我々は彼がどこにいて、(ロシア政府などと)どのような関係にあるのかさえわかっていないのだ」と指摘。

その上で「仮に私が彼なら、食事の内容には気を付けるだろう。料理のメニューに目をこらすだろう」とも発言。「冗談はさておき、私は知らないのだ。我々の誰かがロシアにおけるプリゴジン(氏)の将来がどのようなものになるのかを確実に知っているとも思えない」と続けた。

一方、ブリンケン米国務長官も15日までに、プリゴジン氏の蜂起が引き起こした混乱が収まる「最終章」の段階にあるとは判断していないとの見方を示した。米NBCテレビとの会見で述べた。

「プーチン(氏)は明白に何らかの方途を通じ自らの手法を押し通そうとしている」と説明。「反乱は彼の権威に対する真っ向からの挑戦であり、彼が段取りを立てたウクライナでの戦争の基本的な前提への直接的な挑戦でもあった」とし、「蜂起による波紋の広がりがしぼむ最終段階にあるとはみていない」と説いた。

ブリンケン氏は、反乱はロシアの国内問題と改めて位置づけながらも、「本当に異常な出来事だ」とも評した。

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