米女性、銃を持ち込もうとして逮捕 豪

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銃器を持ち込もうとしたとして米女性が豪シドニーで逮捕された/Australian Border Force

銃器を持ち込もうとしたとして米女性が豪シドニーで逮捕された/Australian Border Force

(CNN) オーストラリアのシドニーで23日、米国人女性(28)が24金めっきのけん銃を持ち込もうとして逮捕された。

オーストラリア国境警備隊(ABF)の発表によると、米ロサンゼルスからの便でシドニーに到着した際、荷物の中から銃が見つかった。オーストラリアへ銃を持ち込んだり、同国で所持したりする許可は得ていなかった。

同国の銃規制は世界でも厳しく、事前の許可なしで意図的に銃を持ち込むことは法律で禁止されている。有罪となった場合は最大で禁錮10年の刑が科せられる。

女性の身元は公表されていない。24日に出廷し、保釈を認められた。ABFによれば、ビザや滞在許可の扱いは法廷にゆだねられ、結果によっては送還される可能性がある。

ABF司令官は女性の逮捕について、隊員らの努力と洗練された探知技術の賜物(たまもの)だと述べた。

オーストラリアでは1996年にタスマニア島で起きた銃撃事件をきっかけに、銃の種類や登録に関する規制が大幅に強化され、政府による買い取りが進められた。

スイスの小火器実態調査(SAS)によると、オーストラリアで現在、民間人が所有する銃の数は国民100人当たり14丁。これに対して米国は同120丁と、世界の国で唯一、人口を上回っている。

米国は銃暴力による人口当たりの死者数も、カナダの8倍、欧州連合(EU)の22倍、オーストラリアと比べると23倍に上っている。

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