米国務長官、G20会場でロシア外相と接触 新START復帰を呼び掛け

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ブリンケン米国務長官(写真中央)/Olivier Douliery/AP

ブリンケン米国務長官(写真中央)/Olivier Douliery/AP

(CNN) ブリンケン米国務長官は2日、インドの首都ニューデリーで開かれた主要20カ国・地域(G20)外相会合のかたわらでロシアのラブロフ外相と会ったことを明らかにした。

ブリンケン氏は「無責任な決定を撤回し、米国とロシアが所有する核兵器に検証可能な制限を設ける新戦略兵器削減条約(新START)に復帰するよう促した。相互の履行は両国にとって利益となる。世界中の人々が核保有国である両国に期待することでもある」と記者会見で述べた。

さらに「世界や両国の関係に何が起ころうとも」戦略核兵器管理の問題について米国がロシアと共に取り組む用意があることをラブロフ氏に伝えたと明らかにした。その際、米国と旧ソ連が冷戦の真っただ中にこの問題について取り組んだ歴史的な作業を引き合いに出したという。

ブリンケン氏はまた、ウクライナでの戦争をやめ、交渉のテーブルにつくよう促し、米国のウクライナ支持を繰り返したことも明らかにした。

ブリンケン氏は「G20の全メンバー、ほぼ全ての国がロシアがウクライナに侵略して以来、戦争の代償を負担し続けている」と述べた。

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