中国人女性を石で殴り殺害の男に禁錮20年 NY

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石で殴られ死亡したグイイン・マーさん/Courtesy Yihung Hsieh

石で殴られ死亡したグイイン・マーさん/Courtesy Yihung Hsieh

(CNN) 米ニューヨーク市の路上で中国人の女性を石で殴り死亡させたとして殺人罪に問われた男に、禁錮20年の刑が言い渡された。

同市クイーンズ区の検察によると、ブルックリン区在住のエリサウル・ペレス被告(33)は2021年11月、友人宅の前の道路を掃除していたグイイン・マーさん(当時61)を一方的に襲った。

大きな石を拾って頭部に打ち付け、マーさんが倒れた後もさらに殴った。マーさんは病院に搬送され、脳の損傷を含む重い頭部外傷で手術を受けたが、22年2月に死亡した。

被告は事件の翌日に逮捕された。殺人罪でクイーンズ区の裁判所に起訴され、先月有罪を認めていた。

ここ数年、アジア系住民が一方的に襲われる事件は後を絶たず、新型コロナウイルス感染拡大をめぐる反アジア感情との関連が指摘されている。ニューヨーク市警(NYPD)には20年、アジア人への憎悪犯罪を扱う専門チームが創設された。

マーさんは事件の4年前、夫とともに中国東北部の遼寧省から渡米。夫は飲食店の清掃係として働いていた。

マーさんの夫は事件後、中国へ戻った。弁護士が法廷で読み上げた声明の中で、自分たちを温かく迎え入れてくれたニューヨークに深い愛着を持っていたが、被告の犯行が「愛する妻を奪い、息子の母親を奪った。私はこの国の暮らしを奪われた」と述べた。

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