ミツバチの細菌感染症を防ぐ初のワクチン、米農務省が承認

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アメリカ腐蛆(ふそ)病を予防するワクチンが米国で初めて承認された/Kevin/Adobe Stock

アメリカ腐蛆(ふそ)病を予防するワクチンが米国で初めて承認された/Kevin/Adobe Stock

(CNN) ミツバチの巣を死滅させる細菌感染症、アメリカ腐蛆(ふそ)病を予防する初のワクチンが、米農務省に承認された。

農務省によると、ダラン・アニマル・ヘルスの関連会社、ダイヤモンド・アニマル・ヘルスに対して12月29日、条件付きワクチン免許を交付した。農務省がミツバチ製品に免許を交付したのは同社が初めてだった。

農務省は「この製品の提供が、アメリカ腐蛆病の予防や治療に役立つことを期待する」との声明を発表した。同省のウェブサイトでは、アメリカ腐蛆病を「最も広範に拡大し、最も破壊的なミツバチの腐蛆病のひとつ」と形容している。

同ワクチンを製造するダラン・アニマル・ヘルスの4日の発表によると、アメリカ腐蛆病についてはこれまで、抗生剤による治療に加え、ハチと感染した巣を焼却処分することが主な対処法とされてきた。

カリフォルニア州養蜂家協会の役員は、「養蜂家にとって素晴らしい一歩だ。抗生剤による治療は効果が限られ、多大な時間と労力を必要とする」「巣の感染を予防できれば高額な治療を避け、ハチの健康を保つための対策に集中できる」とワクチン承認を歓迎した。

ダランによると、ミツバチ用のワクチンは、注射器で注入するのではなく、働きバチの餌に混ぜて投与する。働きバチがワクチンを取り込んだローヤルゼリーを女王バチに食べさせると、ワクチンの断片が女王バチの卵巣に蓄えられ、アメリカ腐蛆病に対して免疫を持つ幼虫が生まれる。

ダランによると、ワクチンは年内に米国で発売する。

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