トランプ氏、共和党「苦戦」に「激怒し怒鳴りつける」 顧問
(CNN) 今月8日に投開票された米中間選挙で共和党の獲得議席数などが失望を招く流れになっていることにトランプ前大統領が「激怒」し、「全員を怒鳴りつける」など感情を爆発させていたことが10日までにわかった。
前大統領の顧問がCNNに明かした。トランプ氏の側近グループと接触を保っているとするこの顧問は「(中間選挙の)立候補者(の資質など)が大事」とし、「彼らは全員がだめな候補者だった」とも酷評。トランプ氏が重要な戦いとなる州で自ら推した候補者の多くを疑問視した。
また、トランプ氏が近く予定しているとされる2024年の大統領選への立候補表明について、延期する可能性は少ないと指摘。「遅らせるのは非常に屈辱的すぎるからだ」との理由を挙げた。
中間選挙の上下両院選ではトランプ氏が強く肩入れし勝利を期待していた候補者の落選がいくつかの州で起きた。
下院選を見た場合、ニューハンプシャー州ではトランプ氏の元側近が民主党候補に敗れた。トランプ氏の影響力を見定める戦いと広範に受け止められていたノースカロライナ州では民主党候補が同じく勝利した。オハイオ州ではトランプ氏との密接な関係を強く前面に打ち出していた候補者が敗北した。