米フロリダ州知事選、デサンティス氏が再選確実 次は大統領選が視野か

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フロリダ州のデサンティス知事/Joe Raedle/Getty Images

フロリダ州のデサンティス知事/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 8日に投開票された米中間選挙のフロリダ州知事選で、CNNの予測によると、共和党の現職ロン・デサンティス氏の再選が確実になった。知事復帰を狙った民主党のチャーリー・クリスト氏を退けた。

再選に向けた選挙戦を終え、デサンティス氏の焦点は2024年大統領選に移りそうだ。フロリダ州での政治的成功をテコにホワイトハウスを目指す全米規模の選挙戦に乗り出すかどうか、決断の時が迫っている。出馬を表明した場合、トランプ前大統領との対決になる可能性がある。

デサンティス氏は選挙戦で、クリスト氏にはほとんど時間を割かず、バイデン大統領や全米規模に広がった自身の政治的な戦いに集中した。

陣営が公開した動画や広告はフロリダ州の有権者のみならず、SNSやメールでデサンティス氏の動向を追う全米の支持者に向けられた内容だった。「トップガブ」と題された動画では、海軍法務部門に所属した経験を持つデサンティス氏が戦闘機パイロットに扮(ふん)し、「企業メディア」との「空中戦」の「交戦規則」を説明している。

デサンティス氏は2期目の公約として、銃器携行に必要な許可の廃止や、胎児の生命を尊重して人工妊娠中絶に反対する「プロライフ」の保護強化を掲げているが、その概要は明らかにしていない。

デサンティス氏は2012年に連邦下院議員に初当選。その後2回の再選を果たしたものの、18年の州知事予備選で共和党の候補指名を獲得すると、3期目の任期満了を待たずに退任した。このときの予備選ではトランプ氏の支持を追い風に、エスタブリッシュメント(既成勢力)の後押しを受ける候補を破った。

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