ウクライナ産穀物輸出の合意、延長求める 米国務長官

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米国のブリンケン国務長官/David Dee Delgado/Pool/AFP/Getty Images

米国のブリンケン国務長官/David Dee Delgado/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のブリンケン国務長官は20日、ウクライナ産の穀物を黒海を経由して輸出する取り組みについて、期間の延長を求めた。国連とトルコが仲介した、ウクライナとロシアとの間で合意した穀物輸出再開の取り組みは11月半ばで期限が切れることになっている。

ブリンケン氏は、穀物輸出再開の合意について、「本来であれば必要のないもの」との見方を示したものの、ロシアのウクライナ侵攻によってウクライナの港湾で数千トンの穀物が滞留したことで必要となったとの見方を示した。ロシアのプーチン大統領は最近になって、この合意からの撤退を示唆している。

ブリンケン氏は先週、食料安全保障に関する会合で、穀物輸出再開の合意について、継続し、更新すべきとの認識を示していた。

ブリンケン氏は、ロシア政府による誤った情報にもかかわらず、穀物や食料は必要な場所に移送され、南半球で最も必要としている国々に届けられていると述べた。

ブリンケン氏は、食料安全保障の危機への対応をさらに行うよう各国に呼び掛け、「行動が重要だ」と述べた。

ブリンケン氏は、名指しをすることはなかったものの、もっとできるはずなのにほとんど何もしていない国もあるとして、変化が必要だと指摘。「そして、これまで何をしてきたのかは問題ではない。全ての国々が今まで以上の取り組みを求められている」と述べた。

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