マスク着用めぐり保護者が教員に暴行や嫌がらせ 米テキサス州

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問題を受けて「声を上げる必要があると感じた」という当該学区のトム・レナード区長/CNN

問題を受けて「声を上げる必要があると感じた」という当該学区のトム・レナード区長/CNN

(CNN) 米テキサス州の学校で、マスク着用をめぐって教員が保護者から暴行や嫌がらせを受ける事案が発生した。同州オースティンのイーンズ独立学校区のトム・レナード区長はCNNの取材に応じ、「保護者の中には、少数だが、教員の仕事を難しくしている人がいる」と訴えた。

レナード氏によると、問題の事案は18日から始まる新学期を控えて16日に行われた教員の紹介行事で発生した。

保護者の1人はマスクを着けた教員に対し、大声で「あなたがそのマスクを外さなければ、あなたのことが理解できない」と繰り返したという。不快に感じた教員がこの事案を報告した。

「もう1件の事案では、保護者が物理的に教員のマスクを引きはがすという愚かな判断をした。これは容認できない」「教員は極度の不快感を感じた。建物の中にいた校長がこの状況に対処した。彼女が近くにいたのは幸いだった」(レナード氏)

被害届は出されておらず、出すかどうかは教員の判断に委ねるとレナード氏は説明する。しかし保護者との良好な関係を保ちたい教員は難しい立場に立たされる。

こうした事案が繰り返されることがあれば、校内への保護者の立ち入りを禁止するための措置を講じる可能性もあるとレナード氏は話している。

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