ワクチン追加接種、9月20日の週から米で実施 保健当局 

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医療従事者が持つ米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン=11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Robyn Beck/AFP/Getty Images

医療従事者が持つ米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン=11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス/Robyn Beck/AFP/Getty Images

(CNN) 米保健当局などは18日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を今秋から行うと発表した。実施には食品医薬品局(FDA)および疾病対策センター(CDC)の承認が必要になる。

CDCのワレンスキー所長とFDAのウッドコック長官代行は声明で、「9月20日の週から全ての米国人を対象に追加接種を行う用意がある」と説明。2回目の接種を終えてから8カ月後に接種を開始すると明らかにした。

声明によると、この時期に追加接種の対象となるのは、医療従事者や介護施設の入居者、その他の高齢者など、最初期に接種を完了した人になる見通し。また長期療養施設の入居者についても、早い段階でワクチン接種を受けていること、引き続きリスクが高いことを踏まえ、この時期に追加接種への取り組みを開始するという。

当局は声明で、承認済みの新型コロナワクチンは「重症化や入院、死亡のリスクを低減する効果が高く、流行中のデルタ変異株に対しても有効」とする一方、時間の経過とともに保護効果が薄れ始めるのは明らかだと指摘した。

声明はそのうえで、「高リスクの人や初期にワクチンを接種した人を中心に、重症化や入院、死亡に対する現在の保護効果が今後数カ月で低下する可能性がある」と説明。このため、ワクチンの効果を最大化して持続期間を延ばすには、追加接種が必要と結論づけたとしている。

追加接種は当初、ファイザー・ビオンテック製とモデルナ製のワクチンで行われるが、声明によると、当局はジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製を最初に接種した人についても、追加接種が必要になる可能性が高いと見ているという。

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