中国のデルタ株流行、収束の兆し 「感染ゼロ」政策が奏功か

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江蘇省揚州市の仮設の検査場で住民のサンプルを検査する医療従事者/Meng Delong/VCG/Getty Images

江蘇省揚州市の仮設の検査場で住民のサンプルを検査する医療従事者/Meng Delong/VCG/Getty Images

香港(CNN) 中国で広がった新型コロナウイルスのデルタ変異株による感染拡大が、このところ収束の兆しを見せている。国営メディアは、厳格な「感染ゼロ」政策の成果だと主張している。

中国では先月20日に南京市でクラスター(感染者集団)が見つかり、まもなくデルタ株による感染が数十都市に拡大した。

中国当局は流行を認めるとただちに行動を起こした。多くの主要都市に仮設の検査機関を置き、住民の一斉検査を実施した。流行地域のひとつ、江蘇省揚州市ではこれまでに7回、一斉検査を繰り返している。

感染者の出た地域はただちにロックダウン(都市封鎖)の対象となり、住民は緊急の場合を除いて外出を禁止された。移動も制限され、都市間を行き来した人には追加の検査や強制隔離が課された。

同時に全国でワクチン接種も加速。国家衛生健康委員会(NHC)によると、国内でこれまでに接種されたワクチンは18億回分を超えた。

中国の感染者は現在、着実に減少している。症状のある新規感染者数は17、18日とも6人だった。米国やアジア太平洋諸国で起きている急激な感染拡大とは対照的な展開だ。

NHCの馬暁偉主任によると、感染者の出た48都市のうち36都市では、14日までの少なくとも6日間、新規感染者が報告されていない。

馬氏は16日、国営新華社通信とのインタビューで、学校の新学期が始まる前の今月中には感染を収束させ、できるだけ早く通常の生活に戻したいと述べた。

感染ゼロ政策はニュージーランドや香港でも採用され、感染の抑え込みに成果を挙げてきた。ただし厳格な措置が必要とされるため、長期間継続するのは非現実的との見方も強い。

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