2週間で教会員6人がコロナ死、「心引き裂く」事態に接種会場設置 米

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米フロリダ州の教会で2週間のうちにメンバー6人が新型コロナが原因で死亡した/WJXT

米フロリダ州の教会で2週間のうちにメンバー6人が新型コロナが原因で死亡した/WJXT

(CNN) 米フロリダ州のキリスト教会で2週間のうちにメンバー6人が新型コロナウイルス感染症により死亡したことを受け、教会内に8日、ワクチン接種会場が開設された。

同州ジャクソンビルにある教会「インパクト・チャーチ」のジョージ・デービス牧師は8日、フェイスブック上でライブ配信された礼拝で、教会員6人が相次いで亡くなったことに言及。このうち1人は礼拝係の若い女性だったとも明かし、「我々の心を完全に引き裂いた」と述べた。

デービス牧師が6日、CNN提携局に語ったところによると、死亡した6人のうち4人は35歳未満のメンバーで、牧師が幼児のころから知る24歳の若者もいた。6人とも持病はなく、新型ウイルスワクチンの接種は受けていなかった。

教会員ではこのほかにも15~20人が入院中、10人が自宅療養中だという。同牧師は、メンバーらが教会で感染したのではないことは確かだと述べた。

フロリダ州では6日まで1週間の新規感染者が13万4506人と、過去最多を記録した。

デービス牧師は8日、祈りをささげるだけでなく行動を起こすと表明。フロリダ大学と協力し、希望者に無料で米ファイザー製ワクチンを提供する接種デーを開催した。教会内に設けた臨時会場には、ワクチン関連の質問に答える専門家も配置した。

同牧師は「皆さんにワクチンを打つよう圧力をかけるつもりはなく、希望者に提供しているだけ」と強調した。

同提携局によると、この教会には3月にも同様の臨時会場が開設され、メンバー800人が接種を受けていた。

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