バイデン氏とメルケル氏が会談、米独関係の未来図描く

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ドイツのメルケル首相とバイデン米大統領=15日、米ワシントンDC/Doug Mills/Pool/Getty Images

ドイツのメルケル首相とバイデン米大統領=15日、米ワシントンDC/Doug Mills/Pool/Getty Images

(CNN) バイデン米大統領とドイツのメルケル首相は15日、ホワイトハウスで会談した。今秋の選挙後、長く就いてきた首相の座から離れるメルケル氏にとっては独首相として最後のホワイトハウス訪問になるとみられる。

米国とドイツの間では、ロシアとドイツが共同開発する天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」をめぐる意見の対立が続いている。バイデン氏によると、この日も両首脳はホワイトハウスの大統領執務室でこの問題について話し合った。

メルケル氏と並んで共同記者会見に臨んだバイデン氏は、「ノルドストリーム2に関する懸念を改めて述べたが、メルケル首相も私も全く同意見で確信しているのは、ロシアがエネルギーを武器に使って周辺国を威圧または脅迫するのを許してはならないという点だ」と説明した。

また両首脳がそれぞれのチームに対し、米独で行える具体的措置の検討や、ロシアの行動によって欧州のエネルギー安全保障及びウクライナの安全保障がどのような影響を受けるのかを検証するよう指示を出したと明らかにした。

当局者の1人によると、このほか気候変動、新型コロナウイルスワクチン、ロシアによるサイバー攻撃、ウクライナと同国の民主主義の強化も議題に上ったという。

メルケル氏は10月、15年以上にわたって務めた独首相の座を退く。メルケル氏の後任が決定する連邦議会選挙は9月に実施される予定。

メルケル氏は15日、首相就任以来、今回が23回目のワシントン訪問だと語った。直接会った米大統領はバイデン氏で4人目となる。

執務室にメルケル氏を迎えた際、バイデン氏は同氏について「米国の友人であると同時に、個人的な友人でもある」と述べた。

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