宗教団体指導者のミイラ化された遺体を発見、7人逮捕 米コロラド州

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女性の遺体が発見された米コロラド州のモファット/Google

女性の遺体が発見された米コロラド州のモファット/Google

(CNN) 米コロラド州サワチ郡の民家で先週、宗教団体指導者の女性のミイラ化された遺体が見つかる事件があり、当局は遺体損壊容疑などで7人を逮捕した。

サワチ郡保安官事務所の逮捕状請求書によると、遺体は4月28日、保安官代理が同州モファットの民家で行った捜索で発見された。捜索に先立ち、この家に住む男性から、帰宅したところ女性の遺体が見つかったとの通報が寄せられていた。

モファットは州都デンバーの南西約290キロの位置にある。

通報した男性は「ラブ・ハズ・ワン(愛が勝利した)」という宗教団体の信者とみられており、警察に対し、自身の認識では死亡した女性の名前は「リア・カールソン」だと証言した。女性はこの団体の指導者で、「マザーゴッド」の名でも知られていたという。

同団体に関する報道では、女性の名前を「エイミー・カールソン」と報じているケースが多く、男性が警察への証言で「リア」と呼んだ理由は不明。

逮捕状請求書によると、保安官代理が民家でカールソン氏の遺体を発見したとき、同氏の両目はなくなっていた。

保安官事務所は「ミイラ化された遺体は祭壇のようなものの中に安置されていたとみられる」としている。

検視担当者によると、女性は死後少なくとも4週間が経過していた。

男性は保安官代理に対し、女性の遺体は逮捕された7人のうち5人がカリフォルニア州からコロラド州に車で運んできたと思われると証言。5人は滞在する場所を求めて自身の家に現れたとの見方を示した。

サワチ郡保安官事務所の捕状請求書によると、同宗教団体を巡っては、洗脳や金銭窃盗を含む被害の訴えが米国内から数多く寄せられている。同団体は世界中に信者を持つという。

逮捕された7人は遺体損壊罪で訴追されたほか、民家で未成年2人が見つかったことを受け児童虐待の罪にも問われている。

カールソン氏が死亡した経緯は不明。逮捕者のうち同氏の死に関連した罪で訴追された者はおらず、警察に通報した男性も罪に問われていない。

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