中国絡み捜査は2千件以上、「10時間」ごとに追加 FBI

中国政府による米国内の工作について報告したFBIのクリストファー・レイ長官/Graeme Jennings/Pool/AP

中国政府による米国内の工作について報告したFBIのクリストファー・レイ長官/Graeme Jennings/Pool/AP

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は17日までに、中国政府の関与が疑われる捜査対象の事案は2000件以上に上り、「10時間」ごとに新たな事案が加わる状態にあることを明らかにした。

世界規模の脅威に関する米上院の情報委員会の公聴会で述べた。米国経済の安全保障や民主主義の理想への中国による脅威はどの他国よりも深刻との認識を表明。米国の機構や組織などに影響力を及ぼす中国の能力は「深く、広範でしつこい」との危機感も示した。

長官は特に、米国に移住した少数民族などの中国人を威嚇や脅迫する「キツネ狩り」とも呼ばれる中国政府による米国内の工作に絡む訴追に言及。この工作がいかに挑戦的かつ多様であるかを明示しているとした。

中国政府は工作を国際規模の反汚職活動と位置付け、中国から逃れた人物を標的にし、経済犯罪に関与したとする元政府職員や富裕層も対象となっている。

中国外務省は以前、海外におけるこれら工作員を擁護し、中国の法執行機関当局は厳密に国際法を順守しているなどと主張。米国の批判に対しては隠された意図が介在していると非難してもいた。

今回の公聴会は、米情報機関が先に公表した世界の脅威についての年次の評価報告書を受けた形で開かれた。報告書では、中国、ロシア両国政府が新型コロナウイルスの世界的な大流行に乗じて国際的な影響力を強めることを狙っているとも警告していた。公聴会には国家情報長官や米中央情報局(CIA)長官らも同席していた。

米中関係は現在、緊張感を増しており、対立要因は中国・新疆ウイグル自治区での人権侵害問題、台湾や香港など広範に及ぶ。

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