ジョージ・フロイドさんの遺産財団に和解金29億円、米市議会が承認

ジョージ・フロイドさんの遺産財団に和解金29億円を支払うことを米市議会が承認/Bebeto Matthews/AP

ジョージ・フロイドさんの遺産財団に和解金29億円を支払うことを米市議会が承認/Bebeto Matthews/AP

(CNN) 米ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官の暴行で死亡した事件で、ミネアポリス市議会は13日までに、フロイドさんの遺産財団に和解金2700万ドル(約29億円)を支払う案を全会一致で承認した。

遺族の弁護士は声明で、「ジョージ・フロイドの恐ろしい死は世界各地の数百万人によって目撃され、正義と変化への深い願いや否定しがたい要求を生み出した」と説明。「黒人男性の不法死亡訴訟が裁判前に過去最高額の和解に至ったことは、黒人の命は重要であり、有色人種に対する警察の暴力は終わらねばならないという力強いメッセージを送るものだ」と述べた。

事件では2020年5月、ミネアポリス警察元警官のデレク・ショービン被告が、当時46歳だったフロイドさんの首を8分近く膝(ひざ)で押さえつけ死亡させた。被告は殺人罪に問われ、現在は公判の陪審員選びが行われている。

フロイドさんは死の間際に「息ができない」と語っており、その最期の様子が動画に記録されていた。「ブラック・ライブズ・マター(BLM、黒人の命は大切だ)」というスローガンの下、警察の暴力と人種差別に抗議する運動が広がる一方で、暴動や略奪も発生した。

ショービン被告は第2級非故意殺人および第2級故殺の罪状について無罪を主張。11日には、いったん取り下げられていた第3級殺人の罪状が復活したものの、被告はこれについても無罪を主張している。

フロイドさんの遺族は昨年7月、ミネアポリス市と事件に関与した元警官4人を相手取り、連邦公民権訴訟を提起した。訴訟では同市が警察内における過剰な実力行使と免責の文化を助長し、危険な警官の免職を怠ったとしていた。

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