クオモNY州知事のセクハラ疑惑、被害訴える女性が実際のやり取り告白

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クオモNY州知事のセクハラ疑惑、被害女性がテレビで証言

(CNN) 米ニューヨーク州のクオモ知事(民主党)からセクハラを受けたと訴えている女性のうちの1人がテレビ番組のインタビューに答え、知事との実際のやり取りを明らかにした。その中で相手が自分とベッドを共にしようとしていると思い、不快感を覚えたと語った。

クオモ知事によるセクハラ被害を訴えたシャーロット・ベネットさんはCBSのインタビュー番組に出演。当時の同知事との会話を振り返り、「彼が自分とベッドを共にしようとしていると思った。知事は私とベッドを共にしようとしている。大変不快に感じ、すぐに部屋から出なければと思った」と話した。

どうしてそのように思ったのかと問われると、「はっきりとは言わなかったが、知事は、私が自分にとって十分な年齢だというようなことをそれとなく口にした。寂しそうな様子も見せた」「それから、今はガールフレンドを探していると言ってきた。孤独で、疲れているのだと訴えていた」と答えた。

これらのやり取りは昨年6月のもの。当時ベネットさんは、クオモ知事のオフィスで同知事のコメントの口述筆記をしていたという。

クオモ知事はまた、過去のトラウマのせいで他人と一緒にいるのがつらくなるようなことがあるかとも尋ねた。ベネットさんは以前、性的暴行の被害に遭ったことがあるとクオモ知事に明かしていた。

同知事はこのほか、つきあうときに相手との年齢差を気にするかとも質問。知事自身は「22歳より上なら誰でもいい」と言ったという。

25歳のベネットさんはクオモ知事の秘書兼保健政策担当顧問を務めていた。先週、米紙ニューヨーク・タイムズで初めて同知事からのセクハラに関する内容を公にした。

クオモ知事は3日の記者会見で「自分の行為が人々に不快感を与えていたと認識した。故意はなく、心から深くお詫びしたい」と陳謝した。

だが、ベネットさんの代理人デブラ・カッツ弁護士は会見にはベネットさんの名前すら出てこず、うそと不正確な情報があふれていたと批判。当時、誰かを不快な思いをさせたとは気づかなかったとするクオモ氏の主張を切り捨てた。

カッツ氏は「ベネット氏はすぐにセクハラ行為をクオモ氏の首席補佐官や首席顧問に伝えた。彼らがクオモ氏にその訴えを告げたと確信している」と説明。当局者がベネット氏の訴えに対して行動を起こさず、是正措置を図らなかったことが、州司法長官による捜査で明らかになるだろうと期待を示した。

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