トランプ氏、選挙結果覆す票を「見つける」よう要請 ジョージア州務長官との電話で

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トランプ氏、選挙結果覆す票を「見つける」よう指示

(CNN) トランプ米大統領が2日、ジョージア州のラフェンスパーガー州務長官との電話で、大統領選の結果を覆すために必要な票を「見つける」よう指示していたことが分かった。

米紙ワシントン・ポストが最初に報じた電話音声の記録を、CNNが入手した。

ジョージア州ではバイデン氏勝利の結果が認定されている。ラフェンスパーガー氏はトランプ氏を支持する共和党員だが、同州で不正があったとするトランプ氏側の主張を一貫して否定してきた。

トランプ氏は1時間に及んだ通話の中で根拠のない不正説を繰り返し、それを受け入れないラフェンスパーガー氏の姿勢を非難。「ジョージアの人々は怒っている。国民は怒っている。再集計したと言ってくれれば何も問題はない」と述べた。ラフェンスパーガー氏は「大統領、あなたの問題はお手元のデータが間違っているということだ」と答えている。

トランプ氏はまた、「(バイデン氏との票差より)1票多い1万1780票を見つけたいだけだ」とも働き掛け、「あなたも正確な選挙を望んでいるはず。しかも共和党員だろう」と迫った。ラフェンスパーガー氏が「正確な選挙だと確信している」と返すと、トランプ氏は「とんでもない。何十万票も食い違っている」と言い張った。

トランプ氏はさらに、同州の開票所で同じ投票用紙が3回スキャンされたとの疑惑にも言及したが、ラフェンスパーガー氏は「監査の結果、3回スキャンされた事実はないことが証明されている」と指摘した。

トランプ氏は電話の後、ラフェンスパーガー氏が不正投票疑惑の調査を拒否したとツイート。ラフェンスパーガー氏はツイッター上で「あなたの主張は真実ではない。真実はこれから明らかになる」と返した。

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