「腰パン」禁止の条例、廃止支持の票決 米の都市

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米フロリダ州南部の都市で、「腰パン」を禁じた条例の廃止を支持する票決結果が出た/The City of Opa-locka

米フロリダ州南部の都市で、「腰パン」を禁じた条例の廃止を支持する票決結果が出た/The City of Opa-locka

(CNN) 米フロリダ州南部に位置するオーパロッカ市の委員会は12日までに、公の場にズボンを腰まで下げた「腰パン」の姿で現れることを禁止していた条例の廃止を投票で決めた。

市民向けの行政をより公平にするための措置と説明。市は声明で、条例による影響は当初から黒人や褐色系の男女など住民の一部に偏っていたとし、適切な着衣を市民に奨励するためのより攻撃的でない方途を選ぶことにしたと述べた。

同条例は2007年と13年に制定されていたが、同市の委員会が賛成4票、反対1票で廃止を決めた。委員会の次回の会合で廃棄が再度支持されれば、正式な決定となる。

07年の条例では男性が市の建物や市営の公園で下着をさらけだすような腰パンを着用した場合、裁判所への召喚状を出す可能性もあるなどとする罰則も含めた。13年にはこの条例の対象を女性と公の場にも広げていた。違反行為に最高で500ドルの罰金刑も付け加えていた。

副市長はCNNの取材に、同市の住民は黒人やヒスパニックが圧倒的に多いと指摘。腰パン禁止のような法的措置を打ち出す場合、「慎重に運用しなければ弱みにつけ込んだ手段とみられる」とも述べた。副市長は条例には最初から反対で、今回の廃止を提案したという。

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