米イエローストーン国立公園で男性が熱水に転落、重度のやけど

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米国立公園内の間欠泉の噴出口近くで男性が熱水に落ち、重度のやけどを負った/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

米国立公園内の間欠泉の噴出口近くで男性が熱水に落ち、重度のやけどを負った/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 米イエローストーン国立公園内の宿泊施設に滞在していた男性(48)が29日深夜、散歩中に熱水の中に落ち、重度のやけどを負った。

現場はイエローストーンのシンボルとなっている間欠泉「オールド・フェイスフル」の噴出口付近。男性は近くのロッジ「オールド・フェイスフル・イン」に滞在していた。

本人は公園の職員に、懐中電灯を持たず歩いていてボードウォーク(遊歩道)から外れ、つまずいて噴出口近くの熱水に落ちたと話した。

公園のウェブサイトには、ボードウォーク以外の場所を歩かないよう警告が載っている。

男性は歩いて戻り、深夜0時ごろに助けを呼んだ。職員らによると、男性は酒を飲んでいた形跡があり、その後現場近くから、片方の靴とともにビールの缶が見つかった。噴出口のほうへ行って戻った足跡も残っていたという。

男性は近くの飛行場から空路、やけど専門の病院へ運ばれた。病院の報道担当者は30日の時点で、患者の容体は重く、コメントできる状態にないと語った。

国立公園当局は、噴出口に損傷がないかどうかを調査中。損傷がみられた場合は検察に結果を回す方針だ。

オールド・フェイスフルは51~120分に1度、摂氏95度の熱水を噴出する。

イエローストーンでは2016年、オレゴン州出身の男性がボードウォークを外れ、100度の熱水泉に落ちて死亡。遺体は収容されなかった。

翌年6月にはノースカロライナ州から訪れていた男性がオールド・フェイスフル北側の区域で熱水泉に落ち、重度のやけどを負った。

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