女性が巨大な岩山で転落死 米ヨセミテ国立公園

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ヨセミテ国立公園の「ハーフドーム」で女性が転落して死亡した/Shutterstock

ヨセミテ国立公園の「ハーフドーム」で女性が転落して死亡した/Shutterstock

(CNN) 米カリフォルニア州の人気観光地「ヨセミテ国立公園」にある巨大な岩山の「ハーフドーム」で、訪問客の29歳女性が500フィート(約152メートル)以上、転落して死亡する騒ぎがあった。

米国立公園局はCNNに寄せた声明で、公園管理者が女性が落下した現場に到着した際、死去を確認したと述べた。転落原因などを調べている。

同公園を象徴する自然の景観ともなっているドームの高さはヨセミテ渓谷の底部からは4737フィート(約1444メートル)。女性は手すりなどが整備されている「ケーブル」と呼ばれる登頂ルートから落下していた。

同国立公園の公式サイトによると、このルートの最終部分は400フィート(約122メートル)をよじ登ってドームの頂上にたどり着ける趣向となっている。

ハーフドームで最後の犠牲者が出たのは昨年5月で、荒れる天候の中、ハイカーが足を滑らせて落下し、死亡していた。2010年以降では最初の死者だった。

ハーフドーム登頂の手引は、1919年以降、ケーブルルートで転落し死亡した例は比較的少ないが、けがは無責任な行動を示す訪問客の間で珍しいことではないと警告している。

ケーブルルートの利用は天候条件に従い5月ごろから10月まで可能で、ハイキングなどには許可が必要。利用出来る期間でも受け入れるハイカーの人数は1日当たり300人のみ。登頂の許可はシーズン前やシーズン中に毎日実施されるくじで決めている。

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