ポンペオ国務長官、米ウクライナ首脳の電話会談に参加 関係者
(CNN) トランプ米大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に圧力をかけたとされる今年7月の電話会談に、ポンペオ米国務長官が参加していたことが分かった。事情に詳しい関係者がCNNに語った。
ホワイトハウスが先週公開した会談の記録によると、トランプ氏はこの電話でゼレンスキー氏に、バイデン前副大統領と息子に関する疑惑を調べるよう要求していた。
米議会では、トランプ氏が政治的利益を目的にゼレンスキー氏に圧力をかけたとして、弾劾(だんがい)に向けた調査が始まっている。
ポンペオ氏が電話会談に参加していたことは米紙ウォールストリート・ジャーナルが最初に報じた。CNNは国務省にコメントを求めたが、回答は得られていない。
同氏は先週、疑惑を指摘した内部告発文書についての質問に、まだ全体を読んでいないと答えたうえで、自身や国務省職員らに不適切な行動は一切なかったと主張していた。
米下院3委員会の委員長は9月27日、ポンペオ氏に対し、ウクライナ疑惑に関連した文書を10月4日までに提出するよう求める召喚状を出した。
委員長らは30日、トランプ氏の顧問弁護士を務めるジュリアーニ元ニューヨーク市長にも召喚状を出し、ウクライナ関連の文書提出を求めている。