米ハーバード大合格の難民、入国を認められ大学生活スタート

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イスマイル・アジャウィさんは入国を認められ、ハーバード大での新生活をスタートさせた/Shutterstock

イスマイル・アジャウィさんは入国を認められ、ハーバード大での新生活をスタートさせた/Shutterstock

(CNN) 米ハーバード大学に合格しながら米空港で入国を拒否され、送還されていたパレスチナ難民の学生が、一転して入国を認められ、大学生活をスタートさせたことが分かった。

米税関・国境警備局(CBP)は2日、イスマイル・アジャウィさんが入国拒否の理由とされた問題を全てクリアし、学生ビザで入国したことを確認した。ただし、問題がどのように解決したのかという詳細には言及しなかった。

アジャウィさんは担当弁護士を通し、ハーバード大や奨学金給付団体、レバノンの首都ベイルートの米大使館と、世界各地のメディアや市民からの支援に感謝の意を表した。同弁護士は「よくある悲しい話が異例のハッピーエンドを迎えた」と述べた。

奨学金団体の代表者は、パレスチナ難民の若者が受給を希望する際に直面する困難に言及し、「イスマイルさんは優秀な学生。ハーバード入学の夢がかなうことになってよかった」と語った。

ハーバード大の学生新聞によると、イスマイルさんはレバノンに住んでいた17歳のパレスチナ人。入学のために渡航した際、8時間にわたってCBPの尋問を受け、スマートフォンやパソコンを調べられた末に、ソーシャルメディア上の友人が反米的な投稿をしていたとの理由でビザを取り消され、レバノンへ送還されていた。

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