米カリフォルニア沖でボート火災 8人死亡、26人不明

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ダイビング船で火災、不明者多数 米

(CNN) 米カリフォルニア州南部サンタクルーズ島沖で2日未明、ダイビングボートの火災があり、沿岸警備隊によると、これまでに8人が死亡、26人が行方不明になっている。

火災はサンタクルーズ島沖に停泊していたダイビングボート「コンセプション」(全長約23メートル)で同日午前3時14分ごろ発生し、15分以内に消防が現場に到着した。

死亡した8人のうち4人の遺体は2日に収容されたが、まだ身元は確認できていない。残る4人の遺体はボート近くの海底で見つかった。

同船には乗客33人と乗員6人の計39人が乗船していた。

乗員5人は出火当時船室にいて海に飛び込み、近くにいた船舶に救助された。乗客たちは、主に就寝場所として使われる甲板下の部屋に閉じ込められたまま、火災に巻き込まれたと思われる。

沿岸警備隊は、「あまりに激しい火災だったので、火を消し止めた後も、捜索活動のために乗船することができない」と話している。

救難信号を出した船長と沿岸警備隊の通信記録は、状況の悲惨さを物語っている。聞き取ることができるのは通信指令係の声のみ。「33人が乗った船舶で火災が発生して脱出できない? 船内に閉じ込められている? 戻ってボートを開錠し、ドアを開錠して脱出させることはできますか? 消防用の装備は何もない? 消火器も何もないんですか?」

通信指令係はさらに、「乗員は全員が飛び込んだんですか? 今現在、船全体が火に包まれている? 乗船者のための脱出ハッチは1つもない?」と問いかけていた。

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