マラー元特別検察官が議会証言、踏み込んだ発言は出ず

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ロシア介入疑惑を捜査したマラー元特別検察官が議会公聴会で証言した/Alex Brandon/AP

ロシア介入疑惑を捜査したマラー元特別検察官が議会公聴会で証言した/Alex Brandon/AP

(CNN) ロシアによる米大統領選介入疑惑の捜査を指揮したマラー元特別検察官が24日、議会公聴会で計7時間にわたり証言した。捜査報告書に盛り込まれたトランプ大統領に打撃となる内容を確認したものの、民主党が求めていたような踏み込んだ証言を行う場面はなかった。

マラー氏の証言により議員の考えが変わる可能性は低い。議会では今後、下院民主党がトランプ氏の弾劾(だんがい)調査を目指すのかどうかが焦点となる。

マラー氏はこの日、下院司法委員会と情報委員会で証言。大統領の行動が問題含みだったこと、捜査で潔白が証明されたわけではないこと、トランプ氏が捜査に全面協力しなかったことに同意した。ただ共和党議員の側でも、マラー氏の捜査が対立候補に関する調査文書に依拠していた理由や、なぜ大統領に異なる有罪の基準を適用したのかを追及した。

終わってみれば、マラー氏は報告書の範囲を超えないという戦略をほぼ貫き、議員の追及に応戦することはなかった。質問への答えを先延ばしにしたり、回答を拒んだりする場面は200回以上に上った。

議員に質問を繰り返すよう頼んだり、答えに窮したりする場面もあった。マラー氏の証言が最も熱を帯びたのは、2年間にわたり自身の下で働いた捜査チームを共和党議員が批判しようとした時だった。

トランプ氏はマラー氏の証言を受け、共和党と米国、自身にとって「とても良い日」になったと言及。「このばかげたでっち上げは擁護しようがない」と主張した。

マラー氏については「お粗末な仕事ぶりだった。だが、彼のために公正を期して言うなら、そもそも彼にはやることがなかった」と述べた。

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