米司法省、GE元技術者らを起訴 技術を中国に流した罪

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米司法省がGEの知的財産を盗んだ元技術者らを起訴/Aurora Samperio/NurPhoto via Getty Images

米司法省がGEの知的財産を盗んだ元技術者らを起訴/Aurora Samperio/NurPhoto via Getty Images

(CNN) 米司法省は23日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の技術を中国に渡す目的で盗み出したとして、同社の元技術者ら2人を起訴したと発表した。

起訴されたのは中国系米国人の鄭小清被告と、中国人実業家の張兆希被告。2人は共謀して、中国政府の利益のためにGEのタービン技術を盗んだとされる。

起訴状によると、鄭被告はニューヨークにあるGEの事業所に勤務していた2016年から18年にかけ、社内のコンピューターシステムにアクセスして設計情報などのファイルをダウンロードし、中国の張被告に電子メールで送った。

盗み出された技術は、両被告がビジネス上の利害関係を持つ中国企業のために使われた。2人はまた、設計情報を盗み出すことが、中国政府系の複数の研究所の利益になることも承知していた。両被告とも、これらの研究所を通して中国当局から資金援助を受けていたという。

米当局は両被告に長期の禁錮刑と罰金を求刑する構え。デマーズ司法次官補は声明で、中国政府は米企業の知的財産を盗んで自国の工場で製品を複製し、中国企業が国内外の市場で米企業に取って代わる手助けをしていると指摘。今回の訴追はそうした戦略の「典型例」だと述べた。

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