トランプ氏の元弁護士、司法取引で有罪認める 「候補者の指示」も

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トランプ米大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン氏/Yana Paskova/Getty Images

トランプ米大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン氏/Yana Paskova/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン氏は21日、ニューヨークの連邦地裁で脱税や選挙資金法違反など8件の罪を認め、「連邦公職選挙の候補者」の指示を受けていたと述べた。検察側との司法取引に応じた。

コーエン氏は2016年の大統領選からトランプ氏の就任後にかけ、同氏の忠実な側近として知られていた人物。脱税と銀行への虚偽申告、トランプ氏とかつて関係を持った女性らへの多額の「口止め料」をめぐる選挙資金法違反の疑いで、連邦検察が捜査していた。裁判で有罪となれば、最大で禁錮65年の刑を言い渡される可能性がある。

本人は有罪答弁でトランプ氏を名指ししなかったが、16年の選挙で候補者に不利な情報が流出するのを阻止するために「候補者と連携し、また指示を受けて」行動していたことを認めた。

コーエン氏は大統領選前、トランプ氏と不倫関係にあったというポルノ女優、ステファニー・クリフォードさんに口止めを持ち掛け、13万ドル(約1400万円)を支払っていた。同氏はクリフォードさんの名前を挙げないまま、この金額は「候補者から後日払い戻された」と述べた。

同様にトランプ氏との過去の関係を主張した元モデル、カレン・マクドゥーガルさんが大統領選前、体験談の出版契約をめぐって受け取った15万ドルについても、「選挙に影響を与えることが主な目的だった」と語り、口止めが目的だったことを認めた。

コーエン氏への量刑は12月12日に言い渡される予定。禁錮刑と相当額の罰金が科される見通しだ。

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