ドライアイスで窒息、車内で女性2人が意識失う 米ワシントン州

密閉された空間にドライアイスがあると、二酸化炭素濃度が上昇して呼吸が速くなり、肺の中の二酸化炭素がさらに増えて酸欠になるという/Sergei Grits/AP

密閉された空間にドライアイスがあると、二酸化炭素濃度が上昇して呼吸が速くなり、肺の中の二酸化炭素がさらに増えて酸欠になるという/Sergei Grits/AP

(CNN) 米ワシントン州ピアース郡で、アイスクリーム販売業者の車の中にいた女性2人が意識不明の状態で見つかった。CNN系列局KOMOによると、クーラーボックス4個に入っていたドライアイスが原因だったと思われる。

KOMOによれば、7月27日午前、この車を所有しているアイスクリーム販売業の男性から、妻と母親が意識を失っていると通報があった。77歳の母親は窒息死したと伝えられている。妻は重体になっているという。

ピアース郡保安官事務所の広報は、「母親と妻は、母親を自宅へ送るためにこの車に乗っていた」と話し、「(ドライアイスの)煙がクーラーから漏れ出した」と説明。車は換気が不十分だった可能性があると指摘した。

ドライアイスは二酸化炭素が凍結したもので、解けると無色透明の気体になる。開かれた場所で適切に取り扱えば無害だが、密閉された空間では二酸化炭素濃度が急上昇して酸欠状態になることもある。

同じような事例は過去にも報告されている。米疾病対策センター(CDC)によると、2004年にはアラバマ州の男性がハリケーン到来を見越して大量のドライアイスを購入し、紙袋4袋に入れてピックアップトラックで運ぶ途中、呼吸困難に陥って駐車場に車を止め、意識を失った。

車は窓を閉めてエアコンを入れた状態だったが、男性から連絡を受けた妻が発見してドアを開けると、すぐに夫は意識を回復した。

密閉された空間にドライアイスがあると、二酸化炭素濃度が上昇して呼吸が速くなり、肺の中の二酸化炭素がさらに増えて酸欠の症状を引き起こす。高い濃度の二酸化炭素にさらされれば、瞬く間にそうした症状に見舞われることもあるとしている。

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