米軍、ミサイル迎撃実験に失敗 SM3ブロック2Aを使用

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ミサイル迎撃の実験が失敗に終わったことがわかった

ミサイル迎撃の実験が失敗に終わったことがわかった

ワシントン(CNN) 米国防総省は31日、ハワイ州で迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の迎撃実験を行ったものの、失敗した。複数の政府当局者が明らかにした。実験はSM3ブロック2Aを地上から発射し、航空機から発射した目標を迎撃するというものだった。

国防総省は公には実験失敗を認めていない。当局者はCNNの取材に、発表を控える理由として、北朝鮮の平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加をめぐる状況の敏感さや、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との間で緊張が続いていることを挙げた。

失敗の要因については国防総省の当局者が調査中。ただ、同省は公式には、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に配置された要員がミサイル飛行試験を行ったとしか発表していない。ハワイ州カウアイ島からSM3ブロック2Aを発射したとしている。

同ミサイルはまだ開発段階だが、最終的には北朝鮮などの大陸間弾道ミサイルを迎撃することを想定している。

今回の実験では、海軍イージス艦ではなく地上からミサイルを発射。新たな防衛概念を試す取り組みという側面もあった。同ミサイルの旧バージョンはこの数年、イージス艦に搭載されている。

日本は北朝鮮に対する防衛能力を強化するためイージス・アショアの導入を計画している。

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