米、ICBMの迎撃実験に成功 北朝鮮のミサイルに対抗

2017.05.31 Wed posted at 12:32 JST

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ワシントン(CNN) 米国防総省は30日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に対する初の迎撃実験に成功した。ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の脅威に対抗するのが主な目的とみられる。

国防当局者の話によると、同省ミサイル防衛局はカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から最新の地上配備型迎撃ミサイルを発射。西太平洋のマーシャル諸島から打ち上げた模擬ICBMを太平洋上で撃ち落とした。

同局は声明で、迎撃ミサイルが「標的を直撃した」と発表した。

シリング局長は「素晴らしい成果であり、開発計画の重要な節目だ」「このミサイル防衛システムは米国土の防衛にとって極めて重要な意味を持つ。米国が非常に現実的な脅威に対し、有効で信頼性のある抑止力を持つことが証明された」と述べた。

同システムの開発は2002年以降、400億ドル(約4兆4000億円)の予算を投じて進められてきたが、完成には程遠いとの見方を示す専門家もいる。

超党派の非営利組織(NPO)、軍備管理不拡散センターの特別研究員で、かつて国防総省で兵器の試験や評価を担当する部署を率いていたフィリップ・コイル氏は、「迎撃実験がこれで2回連続の成功となったことは意義深いが、10年以降に実施した5回のうち成功したのはこの2回のみ。成功率40%は学校の成績なら合格点とはいえない」と指摘している。

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