米国防総省、フリン前補佐官を調査 海外からの報酬問題で 

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外国政府からの報酬受け取りをめぐり、フリン前米大統領補佐官が調査対象に

外国政府からの報酬受け取りをめぐり、フリン前米大統領補佐官が調査対象に

(CNN) トランプ米政権のマイケル・フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が、退役した2014年に外国政府からの報酬の受け取りについて米国防総省から警告を受けていたことが、米下院監視・政府改革委員会が入手した新たな資料で27日に明らかになった。

また同委員会の民主党議員らが公表した4月11日付けの書簡には、国防総省の監察官が今月に入ってフリン氏に対する調査を開始したことも記されている。

同委員会の民主党義員を率いるカミングス下院議員は声明で「これらの資料から重大な疑問が浮かび上がる。なぜフリン将軍は、外国からの報酬の支払いを、国防総省から明確な警告を受けた後に隠していたのかという点だ」と述べた。

その上で「次のステップは、ホワイトハウスに提出を求めている書類の入手だ。そうすれば調査を完了できる」との見解を示した。

2日前にカミングス議員は、フリン氏がロシア政府の事実上の宣伝機関とされるテレビ局RT−TVからの報酬を隠していたことが法律違反に当たる可能性があると、同委のチェイフェッツ委員長(共和党)とそろって述べたばかりだ。

ただ今回の発表は、これまで協力して調査を進めてきた共和党と民主党の足並みの乱れも示している。チェイフェッツ委員長の広報担当者は27日、事前の相談もなく資料の公表を行ったとカミングス議員を批判した。

一方、ホワイトハウスのスパイサー報道官は同日、記者団に対し、国防総省の監察官がフリン氏について調べるのは「違反があったと考えるならば」適切だとの考えを示した。

米議会は昨年の米大統領選挙にロシアが介入したとの疑惑に関し、フリン氏の問題を含む少なくとも4件の調査を進めている。

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