トランプ氏、シリア難民入国禁止の大統領令 「イスラム過激派」排除へ

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トランプ米大統領(中央)が難民の流入を制限する大統領令に署名

トランプ米大統領(中央)が難民の流入を制限する大統領令に署名

(CNN) トランプ米大統領は27日、シリア難民の入国の無期限停止など米国への難民流入を制限する大統領令に署名した。国境管理を強化し一部の難民の入国を停止するとの公約実現に向けた一歩とみられる。

トランプ氏は大統領令「外国人テロリストの米国入国からの国家保護」のなかで、「シリア国民の難民としての入国は米国の国益に有害だと宣言し、入国を停止する」と述べた。

大統領令はテロの温床となっている国の出身者全員の入国を30日間禁止する。また、難民受け入れプログラムも120日間停止し、トランプ政権の閣僚が適切に審査可能と判断した国の出身者に限って再開する。

27日夜の時点で、ホワイトハウスはテロの温床国家のリストを示していない。2017会計年度に米国に受け入れる難民の総数は、現在の11万人の半分以下の5万人が上限となる見通し。

トランプ氏は国防総省で行われた署名の際に「イスラム過激派のテロリストを米国に入国させないための新たな審査方法を策定中だ」と言及。「彼らを入国させたくない」「米国を支持し米国民を深く愛する人だけを入国させたい」などと述べた。

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