滅亡まで2分半、「終末時計」進む トランプ氏発言などで

2017.01.27 Fri posted at 09:47 JST

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(CNN) 人類滅亡までの残り時間を象徴する「終末時計」が2年ぶりに30秒進められ、滅亡の時を示す午前0時までの時間があと2分半に縮んだ。

人類がこれほど終末に近付いたのは、米国と旧ソ連が水爆実験を行った1953年以来。直近の2年間は終末まであと3分を示していた。

終末時計は米科学誌「ブレティン・オブ・アトミック・サイエンティスツ」が1945年から発表している。今回はトランプ米大統領の「不穏な発言」やサイバー攻撃の横行を理由に時計を進めたと説明し、「世界中で急激に台頭する愛国主義、トランプ大統領の核兵器や気候変動に関する発言、高度化する技術に彩られた世界安全保障の暗い展望、科学的見解をないがしろにする傾向の高まり」に警鐘を鳴らした。

一方で、針の進行を1分未満にとどめた理由については「ドナルド・トランプ氏が米国の大統領になってからまだ数日しかたっていない」と説明した。

終末時計は1963年、米ソが部分的核実験禁止条約を締結したことを受けて針が戻され、終末までの時間は12分に遠のいた。

フランスと中国が核軍拡競争に加わったことを受けて68年にはあと7分まで進んだが、70年には核不拡散条約の発効で針が戻された。

米ソの関係が悪化した84年は終末まであと3分に迫り、91年に冷戦が終結すると17分に後退したが、以後は終末に近付き続けている。

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