米国で最も危険なスパイ<3> キューバのスパイへ

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モンテス受刑者はそのころ、米軍の機密情報を扱う国防情報局(DIA)での仕事に応募した。FBIによると、1985年に勤務を開始したときには完全にキューバのスパイになっていた。同年3月にはスペインやチェコを経由し、スパイとして初めて秘密裏にキューバを訪問した。

帰国後、学生時代の友人であるアナ・コロン氏とも会っている。コロン氏によれば、キューバを訪れたことに関し特に気にする様子もなく話していたという。スパイとしての訓練を受けるのが渡航の狙いだったことは、後日FBIから知らされた。

DIAでの本格的な勤務が始まると、モンテス受刑者からの手紙は途絶えた。キューバでの活動についてコロン氏があまりに知りすぎたため、モンテス容疑者の側で連絡を絶ったものとFBIはみている。

次回「米国で最も危険なスパイ<4> 発覚の経緯」は1月6日公開

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