トランプ氏、31日に「重要な演説」 不法移民めぐる政策で

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メキシコ国境に壁を建設するといった強硬路線からの転換はあるのか

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副大統領候補のマイク・ペンス氏は28日、CNNのインタビュー番組で、トランプ氏が示してきた強制送還案は政策というより単なる「仕組み」にすぎないとの見方を示し、「政策の詳細な全容は今後2週間のうちに明らかになる」と語った。

トランプ氏は昨年、不法移民が米国で出産すれば子どもは市民権を得られるという制度を問題視し、こうした子どもを指す「アンカー・ベビー」の表現を使って批判を浴びた。ペンス氏はこの制度についての立場を問われ、「将来にかけて考えなければならない問題だ」と答えた。

共和党全国委員会のラインス・プリ―バス委員長はテレビ局とのインタビューで、トランプ氏はこれまで複雑な問題を「単純化」してきたが、今はそれを見直しているところだと言明。新たな立場はまもなく明らかになるだろうと述べた。

陣営責任者のケリーアン・コーエン氏は、28日のテレビ番組で「最終的に不法移民は米国から出ていかなければならないのか」と単刀直入に尋ねた司会者に対し、明確な答えを返さなかった。

トランプ氏の移民政策に関する重要演説は当初、先週行われる予定だったが、陣営が延期を決めた。陣営内部では演説に向け、政策の内容や文言の検討が進められている。

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