ネオコン代表格、クリントン氏に投票を検討 「トランプ氏は危険」

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ポール・ウォルフォウィッツ氏

ポール・ウォルフォウィッツ氏

ワシントン(CNN) ジョージ・W・ブッシュ前米大統領の政権でイラク戦争開戦時に国防副長官を務めたポール・ウォルフォウィッツ氏は27日までに、今秋の米大統領選では民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官に投票することを検討していると明かした。共和党候補のドナルド・トランプ氏については、危険な存在だとして痛烈に批判している。

26日付の独誌シュピーゲルのインタビューの中で明らかにした。ウォルフォウィッツ氏はこの中で、熱烈に支持する気にはなれないが、クリントン氏に投票せざるを得ないだろうと言及。誰か心置きなく投票できる候補がいれば良いのだがと前置きしたうえで、「彼女に対する疑念は大きいが、ヒラリー・クリントン氏に投票せざるを得ないのではないか」と述べた。

ウォルフォウィッツ氏はインタビューの中で、トランプ氏に対する懸念を再三にわたり表明した。トランプ氏がロシアのプーチン大統領に対し尊敬の念を表明していることや、イラクのサダム・フセイン元大統領は多数のテロリストを殺害したと述べていることなどに言及し、こうした言動は「非常に心配だ」と指摘。トランプ氏は「受け入れがたい」と述べた。

また党の違いはあるものの、トランプ氏はオバマ大統領の路線を継続していると指摘。トランプ政権下では、オバマ氏の「一歩引いた」外交政策が誇張した形で展開される可能性があると述べた。

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